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梅郷礼拝堂
小さな木を集めてつくった礼拝堂が、千葉県野田市で竣工しました。風土と一体となった、特定の宗派をこえた新しい考え方の礼拝堂です。
この空間には、曖昧で柔らいけれど、強い軸をもつことが相応しいと考えました。そこで平面は、3方向に抜ける流動的な構成をとり、来訪者の各々の方が多様な想いをもつことが出来る計画です。空間がトンネル状の一義的でない、言い換えれば、3つの空間が折重なるような場所を目指しています。
空間の質と相持ち
空間を構成する新しい仕組みと歴史性に取組んでいます。小さな材料が組み合わさり空間を支える仕組みは、個人個人の力が、ひとつの場所に集まり力を合わせるイメージとして、新しい礼拝空間に、ふさわしいと考えています。
限られた長さの一般製材により、大きな空間を覆い、かつ、力のやりとりを集中させないシステムを全体から部分までの各レベルで考えています。
■ 建築の質感、木架構が個人の内面に働きかけること、平面に応答する新しい架構のシステムづくり
■ 力の流れと小さな材による構成の視覚化で、空間(場所)の価値を高めること、
■ それが、この場所ならではの体験や活動につながること、この3つをテーマとしています。
工事中の写真などをご覧戴けます。→梅郷礼拝堂_amazon cloud drive/
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