広島ホールハウス1
hiroshima whole house (広島ホールハウス)は、wholeという名にこめられたように、多世代多様な人々に開かれた1軒の家をコンセプトに、30m2~80m2までの7タイプ21住戸によって構成された集合住宅(賃貸)です。
敷地は、戦後、機能的に発展してきた都市の持つ様々なインフラが周辺に広がっており、成熟した都市居住を実現できる場所です。北側の中央通り、数キロに及ぶ眺望は、近代都市が培って来た魅力のひとつです。
平面を変形四角形とすることで、敷地内に路地を作り小さなポケットパークを実現、この都市の公共性に呼応しています。
外壁タイルと開口部抱きに見切り(SUS)を入れ、建物全体に硬質なイメージを持たせています.
構造による厚い壁(柱梁)がつくる抱きの深い窓は、西欧の石造建築のプロポーションを持ち、自然光を反射、明るい室内実現に寄与しています。
軒天井の一部には、黒青色を用い、面毎に微妙にトーンを変えた吹き付けタイルの白色との間にコントラストを与え、廉価な材料をグラフィックで解いています。
広島ホールハウス2
hiroshima whole house7種類のプランは外殻のチューブ(ラーメン)構造と、水回りのボックス化によって実現しました。図式的であることを念頭にプランニ
2011年4月8日
広島ホールハウス2
7種類のプランは外殻のチューブ(ラーメン)構造と、水回りのボックス化によって実現しました。図式的であることを念頭にプランニングしています。
3,6,9階のAタイプ上写真
Aタイプは、メゾネット住戸で下階に玄関があります。玄関脇にはガラスを多用した アトリエを持ち、住まい手に工夫して使ってほしいと考えています。SOHOなどの他、趣味のアトリエなどを想定しました。メゾネット2階は、東に面したプラーベートな利用。
募集後、比較的早い段階で満室となったタイプです。3室のうち1室は、本を趣味とされる方が書斎書庫として、もう1室は、洋服を趣味とされる方がクローゼットとして使用、入居予定です。
2,5,8階のFタイプ上写真
Fタイプは、バスルームとキッチンがつながる家事動線に配慮したプランです。回遊性は様々な利用形態に対応します。壁に囲まれたゆったりとした内テラスは、アウターリビングとして半屋外の活用が可能です。
単身、2人住まいで、ゆったりとした1室空間を求める層の支持を得、いわゆるファミリータイプでは得られない空間の需要を掘り起こしました。
4,7,(10)階のDタイプ
Dタイプは水回りで空間を振り分けたプランです。南の採光と北の眺望、南北が抜ける気持ちよいプランです。南北どちらも同じポテンシャルを持っています。広めの玄関からはどちらへ室へもアクセスすることも出来る他、合計3つの通り道が選択可能です。振り分けの特徴を生かしたルームシェアも可能なプランとなっています。
メゾネットに囲まれた裏側で、エレベーターフロアーはDタイプ専用となります。税理士の方が、オフィス併用で使用される予定です。
2011年4月8日