西調布の家1
back alley house
人と人、人と素材が身を寄せ合うように暮らす空間を考えました。
ブリキと杉板によって囲まれた路地裏のような、狭いけれど深さを持つ場所、記憶に働きかけるような少し古い質の空間です。
中央の空間を介して各々のスペースがつながります。
そこは天井の存在を感じることのない場所であり、
街歩きの途中、迷い込んだ路地裏が持つような、内とも外とも言えないような広がりと奥行きを持った空間です。
建物の構成は、いくつかの建物が集まったかのような・増築を繰り返したかのような・あるいは一つの建物が分裂したかのような形態です。建物と建物も身を寄せ合って建っています。
ぐるぐる回ることのできる平面は利便性を持っています。この回遊性は小津映画に見られるような、思わぬ方向から人がひょっこりと現れる、かつての日本の家が持っていた動線の翻訳でもあります。
玄関の庇が増幅された薄いキャノピーの下には、本の場所、自転車の場所、人の縁側など、様々な物と人が身を寄せ合います。
西調布の家2
back alley houseこのページでは、山岸さんの写真と皆さんからいただいたコメントで、西調布の家を記述します。 これは、外から室内
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2011年4月8日
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