■ 西調布の家
日本建築士会連合会賞「優秀賞」受賞
グッドデザイン賞 2012 受賞

平成24年度日本建築士会連合会賞入賞作品
「西調布の家」は、都市近郊の恵まれているとは言えない隣接住宅の隙聞のような敷地に近隣の畑や庭を巧みにとり込み、中央の2層吹按けの空間在媒体に各室がつながるルーム構成と、畑へと連なる外部空聞から通風と自然光を十分採り込んだ開放性、隣接庭との外部空間の共有、ディテールへの執着など、建築家の操作によって狭い敷地に潤いと豊かさをもたらしている住宅である。
審査委員長|村松 映一・総評から抜粋|

グッドデザイン賞 西調布の家
審査委員の評価
都市的な集積度の高い環境の中で、中央の筒状の空間や開口部の配置によって、採光や通風を確保し、さらに環境への負荷を軽減する工夫がなされている点が評価できる。また、旗竿の敷地形状を利用した縁側と本棚を組み合わせ、半公共的な空間を設けている点も都市住宅のあり方として好感がもてる。ただ、中央の筒状の空間の広さが中途半端な感じを受け、また外部に直接面している点もコンセプトを弱くしているように見える。
担当審査委員| 難波 和彦 (ユニット長) 安積 朋子 篠原 聡子 安田 幸一|

Posted

2012年10月2日


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