バティックギャラリー

Batik gallery

 この建物は,ジャワ更紗を展示するために用意された小さな空間です.
岡山県の山間,風景とともにバティックを楽しむことができます.
 傾斜地にたつ建物は,地形よって決定された柔らかな展示空間と,地形の制約から解放され,浮いた矩形のガラス回廊によって構成されています.
 大地の一部を掘込んだギャラリースペースは緩やかに変化する横断面を持ち,高さは更紗の大きさから決定されています.このため場所によっては建物の巾(3.5m)より,高さ(6m)がまさっている気積の大きな空間です.
 地形から浮いたガラス回廊空間は,裏山を巡る園路の一部を内部化した構成イメージで,展示スペースへの導入と位置づけられています.周辺の里山景観に向かう視線が通るよう,地形から一段上がった高さとなっています.

■バティックギャラリーが、建築学会の作品選集に選ばれました。
審査は、中国支部 (松本静夫、岡 河 貢、小川晋一、高田輝男、垂井俊郎、村上 徹/ 敬称略) 審査員の方々。

Posted

2008年9月20日


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