景観と展示物を一体で発見する記念館
【南方熊楠記念館新館整備事業基本設計プロポーザル】
展示の意味を深く理解するためには、熊楠と同じ場所に立ち「発見の喜び」を共有することが必要であると考えました。
【景観と展示物の一体化】
3つのフィールド展示(A,B,C)を提案、景観や森と連携した展示空間を提案しました。
岡本博士の分類を尊重した上で、それに3つの見出しを付けているとも言えます。
風景展示A:風土
360°パノラマの力強い景観と波の浸食を体感。時間と風土を深く認識します。
風景展示C:活動
旧居や神島を遠望。熊楠の活動に思いを馳せながら、書架空間で知の集積を体感できます。
森そのものが展示物。受動的な観覧から、
観察ワークショップなどで、発見が好奇心を育みます。
所在地 ;和歌山県
主な用途 ; 記念館
敷地面積 ; 8,580㎡
延床面積 ; 550㎡
期間 ; 2014.6
構造設計;新谷眞人/オーク構造設計
設備設計;佐治行三/テーテンス事務所
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