魚のエラのような呼吸する木壁



無垢の木材は、湿度に応じて伸びたり縮んだりする。お天気が続くと乾燥して縮み、雨が続くと、伸びる。
この自然の木が持つ特徴を生かして建物内の湿気をコントロールする。
下見板張は、木の動きを制限しない構法のため、乾燥すると隙間が空き、湿度が高くなると密着する、木の伸び縮みに対応したつくりである。

雨の日には隙間が閉じ、晴れると隙間が出来て壁内の湿気を放出する。壁内の柱などが汗をかいたようになることは無く、カビや腐朽を防ぐことができる。
今までの経験から、材の使い方には、少しばかりノウハウがある←左の写真

魚のエラのようにパクパクと呼吸する木壁を実現している。

Posted

2002年6月18日