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JIA「2013年度JIA優秀建築100選」西調布の家が入賞

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2014年3月15日

■ 西調布の家
日本建築士会連合会賞「優秀賞」受賞
グッドデザイン賞 2012 受賞

平成24年度日本建築士会連合会賞入賞作品
「西調布の家」は、都市近郊の恵まれているとは言えない隣接住宅の隙聞のような敷地に近隣の畑や庭を巧みにとり込み、中央の2層吹按けの空間在媒体に各室がつながるルーム構成と、畑へと連なる外部空聞から通風と自然光を十分採り込んだ開放性、隣接庭との外部空間の共有、ディテールへの執着など、建築家の操作によって狭い敷地に潤いと豊かさをもたらしている住宅である。
審査委員長|村松 映一・総評から抜粋|

グッドデザイン賞 西調布の家
審査委員の評価
都市的な集積度の高い環境の中で、中央の筒状の空間や開口部の配置によって、採光や通風を確保し、さらに環境への負荷を軽減する工夫がなされている点が評価できる。また、旗竿の敷地形状を利用した縁側と本棚を組み合わせ、半公共的な空間を設けている点も都市住宅のあり方として好感がもてる。ただ、中央の筒状の空間の広さが中途半端な感じを受け、また外部に直接面している点もコンセプトを弱くしているように見える。
担当審査委員| 難波 和彦 (ユニット長) 安積 朋子 篠原 聡子 安田 幸一|

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2012年10月2日

■西調布の家が「ファインスティール」で紹介されました.

西調布の家が、日本鉄鋼連盟「ファインスティール」誌で紹介されました。街に開く手法と鋼板技術についての学生さんのレポートです。判りやすくまとめていただきました。こちらから「ファインスチール2012春号」PDFでご覧頂けます。

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2012年5月1日

■ 5/11(金) 朝4:30 西調布の家が「渡辺篤史の建もの探訪」で放送されます。

→ 渡辺篤史の建もの探訪 5月11日放送
<渡辺篤史さんの感想>
各部屋がそれぞれ一棟の建物となって路地空間を成す、言わば内外が裏返ったような間取り。どこまでが内で、どこからが外なのかが曖昧になる開放感があります。旗竿地というと、どうしても閉鎖的になりがちですが、この建物は近隣の人々を招き入れるような温かさが感じられます。大胆にして繊細な、作り手の思いと住み手への心遣いが伝わってくる建物です。

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2012年4月19日

■西調布の家が新建築「住宅特集1月号」に掲載されました。

→ 新建築 住宅特集 2012年1月号

→ 西調布の家 加藤詞史/加藤建築設計事務所

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2012年1月2日

■「西調布の家」が、ディテール最新190号に掲載されました。

→ ディテール 2011年10月号 190号(2011年秋季号)

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2011年9月12日

西調布の家

back alley house

「西調布の家」写真です。
撮影
写真家の山岸剛さんと加藤詞史です。

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2011年8月16日

西調布の家1

back alley house

人と人、人と素材が身を寄せ合うように暮らす空間を考えました。

ブリキと杉板によって囲まれた路地裏のような、狭いけれど深さを持つ場所、記憶に働きかけるような少し古い質の空間です。


中央の空間を介して各々のスペースがつながります。

そこは天井の存在を感じることのない場所であり、
街歩きの途中、迷い込んだ路地裏が持つような、内とも外とも言えないような広がりと奥行きを持った空間です。



建物の構成は、いくつかの建物が集まったかのような・増築を繰り返したかのような・あるいは一つの建物が分裂したかのような形態です。建物と建物も身を寄せ合って建っています。



ぐるぐる回ることのできる平面は利便性を持っています。この回遊性は小津映画に見られるような、思わぬ方向から人がひょっこりと現れる、かつての日本の家が持っていた動線の翻訳でもあります。



玄関の庇が増幅された薄いキャノピーの下には、本の場所、自転車の場所、人の縁側など、様々な物と人が身を寄せ合います。

 


西調布の家2

back alley house

このページでは、山岸さんの写真と皆さんからいただいたコメントで、西調布の家を記述します。 これは、外から室内

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2011年4月8日

西調布の家2

back alley house

このページでは、山岸さんの写真と皆さんからいただいたコメントで、西調布の家を記述します。



これは、外から室内を見た写真ではありません。
外のような場所をつくることで、外とつながる広がリが生まれ、室内に実際の距離とは異なる距離感が生まれます。そんな空間を考えました。この写真からは、そんな空気が伝わって来ます。山岸剛さんの撮影です。


壁や箱といった要素が分節されることで、内外の境界が判らない、まるで集落の隙間に立っているかのような非常に不思議な体験でした。エントランスからダイニング、生産緑地のシークエンスがズレながら連続していて、気持ちが良い空間でした。
一筆書きの手摺や外壁のヌルリとした金属の皮膜などなど、いろいろと勉強させていただきました。
平瀬有人(佐賀大学)




内外のデザインやディテール、工業材料の使い方が巧みだなあという印象を持ちました。
宇野求(東京理科大)




写真からだけでも濃密な空間が想像され、体験してみたい!と思いました。
初めて建築に興味をもった頃のことを思い出しました。
井田敦之(早大理工研)



入れ子の構成からか、自分の好きな阿部勤さんの「私の家」を彷彿とさせる共通点を感じながら見ていました。建物の軽薄でない、しっかりとした存在感と、外部への開放感の両立が、非常に心地よいところは、特に近いのかなとも感じました。
家の中心を眺めながら、実は外に意識が向かうのはとても面白い経験で、いろいろな方法を考えたくなりました。
平瀬さんのコメントにもありましたが、一望に出来る景観(室内観・外観・景色)がなく、全体性のない、他律的、相乗的に成立するものとして風景があることは、
とても集落的だなと思います。自分もチャレンジしたい空間の質や体験だなと感じました。

素材の選択やディテール、工法など、勉強不足で、一方的に生徒になるばかりですが、それと相まって、成立する空間構成にも面白く勉強させて頂くことが多く、ありがとうございました。
稲垣淳哉(Eureka)

 


吉祥寺のハモニカ横町の交差点に室を作ったかのような空間が実現されている。図式がとても興味深い。80m2とは思えない空間広がリが驚きだ。
Julian Worrall(早大助教)

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2011年4月8日

■ 西調布の家

back alley house

外から室内を見た写真ではありません。

外のような場所をつくることで、外とつながる広がリが生まれ、室内に実際の距離とは異なる距離感が生まれます。そんな空間を考えました。上の写真は、山岸剛さんの撮影です。

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2011年1月27日